黒岩静枝は札幌のジャズシンガーで、叔母でもある。
みんなからスージーと呼ばれているが、
僕は子どものころから「静枝ちゃん」と呼んでいる。

静枝ちゃんは今年70歳を迎えたけれど、
その声量に衰えを感じない。
地面からエネルギーが上がってきて声が出るそうだ。

いつも人を元気にするために歌うんだと言っている。
コンサートはホントに元気をもらえるから
一度試してほしいと思う。

他人の幸せを願うぐらいだから、
面倒見が良すぎて、おせっかいでもある。
押しが強すぎるから、ときどき距離を置く。笑
でもそれが静枝ちゃんのいいところ。

若いころからお互いに「札幌にいても世界を目指そう」
と背中を押し合って来た。

ふたりともまだ世界一にはなっていないけれど、
とりあえず目指していることに変わりはないので
死ぬまでそれでいいんだと思う。

思ってるだけでワクワクするからね。